これまでの活動

◆四川省大地震被災者へのご寄付の御礼


 中国四川省では、2008年5月12日に発生した地震によって、多くの人が被害を受けました。私たち「中国残留邦人」は、敗戦後の混乱期において、中国の人びとに助けられ、育てられ、生きながらえることができました。もう一つの祖国として暮らした中国で、多くの人びとが苦しんでいる姿を知り、心を痛めております。決して見過ごすことができず、皆様に呼びかけさせていただきました。皆様からのご善意として、1,364,678円が集まり、7月7日に日本赤十字社にお渡ししました。本当にありがとうございました。 

中国四川省に思いを寄せて、寄付のお願いの文章を中国帰国者とボランティアが協力して発送作業を行ないました。



◆「不忘(わすれず)の碑」が建立されました。

 2007年12月22日、東京都調布市の延浄寺(えんじょうじ)に「不忘(わすれず)の碑」の建立記念講演会が開かれました。この碑は、東京都国立市在住の赤塚頌子さんが、元「中国残留婦人」・鈴木則子会長のインタビュー記事を読み、この歴史的事実を忘れず、もう二度とこのような道を歩ませられないように、私たちみんなにとっての道しるべにしようという趣旨で建立してくださいました。碑文には次のように刻まれています。

   國に従って
   国に棄てられた人びとを
   忘れず 
   ふたたび 
   同じ道を歩まぬための
   道しるべに               
             中国帰国者の会 鈴木則子

 両袖の石には国策により送り出され、国によって棄てられた「中国残留邦人」について、そして鈴木会長の言葉が刻まれています。
―私たちのような“中国残留婦人・残留孤児”などと呼ばれる存在は、二度と生み出されてはなりません。もう決して、このようなことが繰り返されないために、私たちの体験・事実を伝えたい-
―知ってほしいのは悲惨な体験をしたことだけでなく、権力に対して疑問や批判をもたない危なさ・怖さです-

「不忘(わすれず)の碑」の前で
 (左から2番目が赤塚さん)


「不忘(わすれず)の碑」建立記念講演会で



◆世田谷区の「雑居まつり」に参加しました

 2007年10月7日、世田谷区立羽根木公園で開催された「雑居まつり」に参加しました。地域で活動する多くの市民団体が参加するお祭りで、中国帰国者問題を知ってもらうために、中国の伝統的な踊りである「秧歌(ヤンガー)踊り」を行い、広報紙を配布しました。地域との共生を目指して今後も活動を行なっていきます。

中国の伝統的な踊り
「秧歌(ヤンガー)踊り」を行なう



◆「みたか平和のつどい」で写真展を開催しました。

 2007年8月15日、三鷹市主催の「みたか平和のつどい」で、写真展を開催しました。このイベントは、毎年三鷹市からの要請で参加しているもので、今年は「中国残留婦人」の写真を中心に展示しました。戦争を風化させず平和を守り続けるための活動も行なっていきます。

「残留婦人」や開拓団の写真を展示

熱心に展示を見る参加者



教育基本法改悪に反対する声明をだしました(2006.11.16)


◆三鷹市福祉バザーに参加しました(2004.10.3)

 活動資金集めと同時に地域への啓発活動の一貫として、三鷹市役所で開催された三鷹市福祉バザーに模擬店と展示を出展しました。あいにくの悪天候でしたが、ボランティアと中国帰国者が協力して肉まんの販売を行いました。10年以上にわたって参加を続けているため、地域の方々にもすっかりなじみになっています。



◆一橋大学学園祭「KODAIRA祭」に参加(2003.6.7-8)

 6月7・8日、一橋大学の学園祭のひとつ、「KODAIRA祭」に参加しました。
 当会の学生サークル「パンパル」では例年、一橋大学、津田塾大学、国際基督教大学の学園祭に肉まんや、あんまん、小籠包、とくに一橋の学園祭では、帰国者と一緒に皮から手づくりした水餃子などを販売し、今後の活動の資金を得ています。
 今年のKODAIRA祭では、中国茶、とくにタピオカ入りミルクティーを目玉に喫茶店を出しました。喫茶店の中には、中国帰国者に関する展示や、サークルの活動を紹介するブースを設け、興味をもたれた方に帰国者問題のことに関して説明をし、サークルへの勧誘を行いました。両日ともに天気恵まれ、飲み物が好評だった上に、帰国者の問題についてアピールする良い機会を活用することができました。
 秋にはより大きな学園祭として「一橋祭」があります。多くの方のご来場をお待ちしております!



◆「中国残留婦人」の「お茶とおしゃべりの会」実施(2003.6.7)

 6月7日、「中国残留婦人」の方々が同じ境遇の方々と気楽に話せる場を提供するため、会場を借り、「お茶とおしゃべりの会」を開きました。会場には、「中国残留婦人」6人のほか、「中国残留孤児」と家族5人が集まり、久しぶりに会った友人との話し、若いボランティアとの交流で時間を過ごしました。
 また、後半、中国の楽器(二胡)の演奏や太極拳の演舞を鑑賞し、みんなで歌ったりと大いに盛り上がりました。
 また、今回は、「中国残留婦人」の聞き取り記録集のお披露目も兼ね、貴重なお話しをしてくださったご婦人方に改めて感謝の意を表しました。
 中国帰国者の会では、今後もこうした行事を開き、交流を深めて参ります。

楽しく談笑

演舞の披露



◆「みたか平和のつどい」で写真展を開催しました。(2004.8.15)

 8月15日(日)、三鷹市主催の「みたか平和のつどい」で、写真展を開催しました。このイベントは、毎年三鷹市からの要請で参加しているもので、今年は「中国残留婦人」の写真を中心に展示しました。


◆子どもを・家族を引き裂くな!(2002.11.29)
 ~中国残留邦人の呼び寄せ家族の退去強制の事例から~

 11月29日(金)、参議院議員会館において「子どもを・家族を引き裂くな!~中国残留邦人の呼び寄せ家族の退去強制の事例から~」集会を関係団体との共催で開催しました。集会には、国会議員(代理含む)18人を含め70人を超える方に参加いただきました。
 集会では、「中国残留邦人」のおかれている現状、強制送還や収容問題についての説明に加え、収容されていた方の家族が涙ながらに心情を訴えました。現在、元「中国残留邦人」の子どもが日本に帰国後数年の後になって養子であると判明したため、血がつながっていないという理由で強制退去のために収容されたり、2世・3世が犯罪を犯した後刑期を終えたにもかかわらず再度収容されて退去強制の危機にさらされている人などが大勢いるため、一刻も早い改善が必要なことを確認しあいました。

記者会見


 集会後、関係団体連名で法務省入国管理局長に要請書を提出しました。
 また、同行した今野東衆議院議員からも民主党としての要請書を提出しました。
 当会では、引き続き要請を続けていきますので今後もご支援をお願い致します。

        法務大臣あて要請書


◆みたか市民活動・NPOフォーラム(2002.11.16)

 みたか市民活動・NPOフォーラムにおいて、「帰国者の会」パネル展示と活動内容の紹介を行いました。当日は、三鷹で活動する市民活動グループ22団体が参加し、お互いの活動紹介と交流会が行われました。(三鷹産業プラザにて)


◆三鷹市公会堂「平和のつどい」(2002.8.15 終戦記念日)

 三鷹市公会堂の「平和のつどい」において「中国帰国者」写真展示コーナーを設けました。



◆「中国残留邦人国家賠償請求訴訟」 第1回説明会を実施(2002.5.26)
 ~元「中国残留邦人」、支援者など多くの関係者が熱心に聞き入る~

 2002年5月26日、吉祥寺の武蔵野公会堂にて、今回の国家賠償裁判の経緯、意義などを帰国者、プレス、関心を持つ人々に説明するための説明会を開催しました。当日は約80名の参加者があり、皆熱心に聞き入り、活発な質疑応答などが行われました。
 今後も続いて同様の説明会を行う予定ですので、より多くの皆様のご出席をお願いいたします。

 集会の概要 
 (1) 全体説明(「中国帰国者の会」会長:鈴木則子さん)

 (2) 歴史的背景等(「中国帰国者問題同友会」代表:庵谷磐さん)

 (3) 裁判の経過説明(弁護士:石井小夜子さん)

 (4) 今後の活動方針について(「中国帰国者の会」事務局:中村洋さん)

原告の元「中国残留婦人」鈴木則子さん

石井小夜子弁護士から裁判の概要を説明

大勢の方が熱心に聞き入る


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